リシン吹きつけの外壁塗装

リシン吹きつけの外壁塗装 外壁塗装の種類として、仕上げにリシンを吹きつけるタイプのものがあります。
ここではそれを説明していきます。
リシンとはモルタル外壁を塗装した際の仕上げとして使われている表面化粧材のことを指します。
比較的安価なこともあり様々な住宅で使用されています。
特徴としてまず防湿性の高さが挙げられます。
日本の住宅は木造建築であることが多いので雨や湿気などの水分の対策が必要となりますが、防湿性の高いリシンで仕上げた外壁塗装した住宅なら安心です。
また、外壁の見た目が落ち着いた雰囲気になるという特徴もあります。
つやのない自然な仕上がりとなるので落ち着いた雰囲気が出やすく、住宅によっては高級感も出るという特徴があります。
注意点としては耐久性に問題があるという点があります。
耐久年数は8年程度とされており、耐久年数を超えた外壁はひび割れなどを起こしやすくなってしまいます。
ひび割れを起こしてしまうと防水性などにも問題が出てきてしまうので定期的な外壁補修が必要です。

リシンでの外壁塗装は下塗り材の選定が肝!

リシンでの外壁塗装は下塗り材の選定が肝! 外壁塗装は必要な塗りが行われた後、最後に仕上げ材と呼ばれる化粧材を使用します。
リシンは仕上げ材の中の一つで、コストがそれほどかからないため、モルタル外壁などで広く普及しています。
仕上げの方法にはいくつかの種類がありますが、どのパターンでも壁面に凹凸ができるの特徴です。
リシン仕上げの外壁に、下塗りをする場合には塗料の選び方に気をつけなければいけません。
リシン仕上げの場合、新しい塗料が下地部分にしみ込んでいってしまうためです。
そのため塗りが上手くいかなかった場合、色が均一でなくなったり、一般的な寿命よりも早くひび割れなどが起きたりする可能性が高まります。
リシンのしみ込みをおさえる下塗り材としては、シーラーが一般的です。
また、リシン仕上げの特徴である凹凸が気になる場合は、比較的厚い塗装ができるフィラーを使うと良いでしょう。
外壁塗装で使われる塗料の中には、滑らかな面にのみ適しているものもあるので、選び方には注意が必要です。